修了生の声

令和2年度修了 山本絵理子さん(現職学生・小学校教員)

現職で働いているとアウトプットの機会が多く,自分で学びを深めたり,興味があることについて時間をかけてインプットしたりすることが難しいと感じていました。そこで,英語教育の理論を知り,実践と結びつける勉強がしたいと思い大学院を希望しました。主に専門では英語教育についての文献を読んで知識を深め,特にコミュニケーション活動に興味をもって学びました。専門的な内容を英語で読むことは大変でしたが,英語科の先生方に丁寧に教えて頂き,教育にかかわる最新の情報について知り,現場に生かす示唆を多く得ることができました。また,学ぶ意欲の高い仲間に出会えたことも,大学院で得た宝だと感じています。同期とともに,グループラボで文献を読み込んだり,模擬授業を見合ったりと,共に学ぶ楽しさを味わうことができたことは大変幸せでした。

「なぜその活動をするのか」と立ち止まり,理論を学び実践することで,自信をもって授業に取り組むことができると思います。この大学院で得た貴重な時間と知識を基に,今後も授業研究に取り組み,児童の確かな学びに貢献したいと思います。

 

令和2年度修了 加藤正洋さん(ストレート学生・現在高等学校教員)

私は、言語系教科マネジメントコースでの2年間の学びの中で、目の前の事象を多角的・多面的に観るということの重要性を再認識することができました。

英語コースでは、言語学・教育学など、外国語科教員にとって必要な知識、技能を幅広く身につけることができました。理論に裏付けられた指導法や教科に関する知識について深く学ぶことで、学部生の頃には気付くことができなかった、言語としての英語の奥深さに気付き、そのおもしろさを限られた授業時間の中で効果的に子どもたちに伝える方法について考えるようになりました。また、最新の外国語教育や言語学に関する著作から新たな知見に触れる機会も多くあり、刺激を与えてくれました。

さらに、自分の研究を進める際には、専門家の視点から助言を与えてくださったり、時には一緒に立ち止まって考えてくださる先生方の指導により、異なるアプローチから粘り強く課題を解決しようとする姿勢が身につきました。

そして、大学院での仲間や先生方との出会いは教員として働く現在の私の原動力になっています。