中村 浩一郎(なかむら こういちろう)

概要

理論言語学、英語学を専攻しています。英語・日本語と中国語、イタリア語、ハンガリー語、ドイツ語など世界の言語の語順を比較対照し、共通点と相違点を見いだし、統一的な理論を構築することに長い間取り組んでいます。

研究キーワード

  • 理論言語学
  • 比較統語論
  • カートグラフィー
  • 英語学
  • 日本語学
  • 主題構造
  • 焦点構造
  • 語順の比較対照
  • 意味と構造の相関関係

メッセージ

英語を教える際に、英語のことだけではなく日本語あるいは様々な母語と比較して考えることで、実は英語をより深く理解することができます。言語比較を通して英語を更に深く理解し、効果的に英語を教える方法を学びませんか。

研究事例

事例① 英語の現在完了形の本質理解によるより効果的な指導法(大学院修士論文指導)

結果・継続・完了・経験という用法にとらわれることなく英語の現在完了形の本質を理解し、「現在との関連」という本質を理解した上で中学生に教える方法を探った。

事例② 中国語と英語の語順・主題構造比較(大学院修士論文指導)

中国からの大学院への留学生と共に英語と中国語の文構造を比較し,その共通点を探り,より本質的な語順理解とより効果的な第2言語としての英語習得方法を探った。

その他

日本語と中国語の主題構造理解によるより効果的な第2言語としての日本語/中国語習得方法の分析(科研費基盤(C)研究=2019年〜継続中)

日本人中国語教員と共に、構造理解に伴うより効果的な中国語習得、日本語習得について研究している。2022年度に中国の大学を訪問し、中国人日本語学習者に対する習得方法を実地見学し、その成果をより効果的な日本語教育に応用する計画を立てている。