大内 純(おおうち じゅん)

概要

芥川龍之介の小説を中心に、作品の書かれ方を解明する研究をしています。このことは同時に、作品の読み方について考えることでもあります。研究によって得られた成果を文学教育の授業づくりに還元していきたいと思います。

研究キーワード

  • 芥川龍之介
  • 日本近現代文学
  • 文学教育

メッセージ

授業者自身の確かな読みが前提にあってこそ、よい授業を創ることができます。近現代の多様な文章を読み、粘り強く一緒に学んでいきましょう。

研究事例

事例① 芥川龍之介作品の方法論的研究

芥川龍之介の作品(「奉教人の死」「戯作三昧」「南京の基督」「杜子春」「蜜柑」等)について、文体・語り・構造の面から分析し、書かれ方や、書き手の方法上の問題意識を明らかにした。このことによって、芥川龍之介が小説の筋の芸術性を懐疑し、「話らしい話のない小説」に至る作風変遷を意味づけることができた。

事例② 文学作品を読むことの授業づくりに関する研究

「羅生門」について定番のテーマ論的な授業づくりを乗り越え、作品の書かれ方を問う授業プランを提案した。また「杜子春」を中心に、小・中・高の発達段階を意識した教育的観点から、学習者自身が読み方の変容に意識的になる構想を提案した。作品の「内容」よりも「書かれ方」を中心に据えた授業開発によって、近現代文学作品を読むことの教育的意義を示すことができる。

その他